
アクセサリーの配色(色選び)は、全体のコーディネートに大きな影響を与える重要な要素です。
マクラメでは、ひとつの色で作品をつくるだけでなく、複数の色を組み合わて作ることも多いです。
たとえば「マクラメ糸と、天然石の色の組み合わせはどう考えたらいいのか」
また「マクラメ糸を2色使用したいが、どんな色の組み合わせにしたらいいのか」
「マクラメ糸とビーズの色の組み合わせは、どの色がいいのか」などなど。
いろいろと迷いますよね?
ここでは、マクラメをするときに知っておくと役立つ、色の組み合わせのコツを紹介しています。
参考にしてみてください。
アクセサリーの配色の基本
色の統一感を持たせる
アクセサリーの色を統一することで、全体にまとまりが生まれます。例えば、ゴールドならゴールド、シルバーならシルバーで統一すると、バランスが整いやすくなります。
素材の統一
アクセサリーの素材を統一することも、コーディネートに一貫性を持たせるために重要です。金属、革、アクリルなど、同じ素材を選ぶことで、全体の印象がまとまります。
色の組み合わせ
一般的に、ブラックにはシルバー、ベージュやブラウンにはゴールドが相性が良いとされています。これにより、アクセサリーが服装と調和しやすくなります.
配色のテクニック
同じ色みの組み合わせ【ドミナントカラー配色】
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同じ色み(色相)から選ぶ方法です。統一感があり、合わせやすい配色です。
同じ色調の組み合わせ【ドミナントトーン配色】

色の強さや明るさ(明度)と、あざやかさ(彩度)を組み合わせる方法です。
明度と彩度を組み合わせたものを「トーン」と呼びます。
色みが違う配色をしたいときには、「ドミナントトーン」を使うと統一感が出せます。
3色を使用するときの組み合わせ【セパレーションカラー配色】

同じ色みやトーンは色の統一感は出せますが、ぼんやりとすることもあります。
また、違う色みやトーンと使用すると違和感を感じることもあります。
そんなときには「セパレーションカラー配色」を使用してみましょう。
2つの色の間に、白やグレー、黒、金属色(メタリックカラー)を配置するのがポイントです。
色みやトーンが似ているときにはまん中に、白色や黒色などの無彩色を入れると全体的にシャープな印象を与えます。(配色2)
色みやトーンが違って違和感を感じるときには、まん中に白色や黒色などの無彩色を入れると、全体的に調和のとれた印象になります。(配色1)
セパレーションカラーは、白色や黒色、グレーなどの無彩色を使います。
また、金属色(メタリックカラー)を使用するときもあります。
3色を使用するときの組み合わせ【アクセントカラー配色】

セパレーションカラー配色は、他の2つの色を引き立てるために白や黒やグレーなど無彩色を使用しました。
それに対してアクセントカラー配色は、有彩色を使用します。
2つの色が暗い色で目立たない場合には、まん中に明るい色を配色するとアクセントになります。(配色1)
また2つの色が明るい色の場合には、まん中に暗めの色を配色すると全体が引き締まります。(配色2)
補色による組み合わせ【補色配色】

色相環でみると、反対側の色同士になっている関係を「補色」の関係性にあるといいます。
補色による組み合わせで配色すると、お互いの色が際立ちます。
ただし、補色をもちいて配色する場合にはバランスに注意しましょう。
3色以上の多色の組み合わせ【グラデーションカラー配色】
「グラデーション」とは「徐々に変化させること」をいいます。
多色使いをしたいときには、グラデーションカラー配色を意識して使うと統一感が保てます。
2つの方法を紹介します。
・色み(色相)のグラデーション
・明るさ(明度)のグラデーション
色み(色相)のグラデーション
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色相環でみると、隣に並ぶ色を組み合わせて使用していきます。
徐々に色が変化していくので、統一感が出ます。
明るさ(明度)のグラデーション
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同系色の中で、明るさを徐々に変えていきます。
徐々に色の明るさが変化していくので、多色使いでも違和感がありません。
色のイメージによる組み合わせ【イメージ配色】
色み(色相)や、明るさ(明度)、あざやかさ(彩度)をそろえると、色のイメージを統一することができます。
あたたかい

赤色やオレンジ色の系統など。
「暖色系」とも呼ばれます。
つめたい

青色や水色、むらさき色や白色の系統など。
「寒色系」とも呼ばれます。
軽い

あざやかさ(彩度)は低いけれども、明るい色(明度が高い)は、軽いイメージに見えます。
重い

暗い色(明度が低い色)は、重いイメージに見えます。
派手

あざやかさ(彩度)が高いと、派手なイメージに見えます。
地味

あざやかさ(彩度)が低いと、地味なイメージに見えます。
まとめ
配色に対する、基本的な知識の紹介をしました。
色に関する基本的な知識があると、アクセサリーをつくるときの助けになります。
ぜひ、本記事を参考にしてくださいね!
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