マクラメの道具は何が必要？

マクラメは、糸やひもを手で結んで、作品を仕上げていきます。マクラメを始める際に必要な道具と、作品づくりをより楽しくする便利なアイテムについてご紹介します。

マクラメボード

マクラメ糸を結ぶ際の土台となります。糸やひもを固定するために使用します。

コルク製のものは、針が刺さるため便利です。

写真のマクラメボードは、ひとマスが、１ｃｍ四方の正方形になっています。
「たて３０センチ×よこ２０センチ」です。

糸やひもの長さをはかれるため、非常に便利です。

格子柄のコルクボードを使うと、糸が左右均等に結ばれているかどうかを確認しやすくなります。

※マクラメボードの代わりに、アイロン台や木製作業台、バインダーで代用できます。
太いロープを使用する場合は、竿（さお）のような、ロープを引っかけることができるものを使用すると作業しやすいでしょう。

マクラメボードに、マクラメ糸やひもを固定するために使用します。
大小違うサイズのマクラメピンがあると便利です。

※小さな作品を作るのなら、裁縫で使用するマチ針でも代用できます。

マクラメ糸やひもを、マクラメボードにしっかり固定するために使用します。

目玉クリップが使いやすいです。写真は目玉クリップです。
マクラメピンと併用して、使用されることが多いです。

マクラメアクセサリーをつくるときには、目玉クリップが４つ位あると便利です。

マクラメ糸や、ひもの長さをはかるのに使用します。

ビーズなどの、小さいものを入れるのに使用します。
マクラメアクセサリーでは、よくビーズが使用されます。
ビーズが散らからないように、ビーズトレイがあると便利です。

マクラメ糸やひもを切るのに使用します。よく切れるはさみを選びましょう。

手芸用のはさみはよく切れるので、あると便利です。

マクラメロープなどの、ほつれを防止するために使用します。
また、アクセサリーの留め具をとめるときにも使用されます。

マクラメ作品の仕上げに使用します。
マクラメ糸やひもがほどけないように、チャッカマンやライターを使用して「焼きどめ」をします。
素材によって「焼きどめ」できない素材もあります。

「焼きどめ」できない素材は、ボンドを使用して「ほつれどめ」をします。
「マクラメコード」は焼きどめができます。

※焼き止めとは？
チャッカマンやライターなどの炎を使って、切った端を軽くあぶります。このとき、炎を直接素材に当てるのではなく、素材を炎の近くにさっとかざすようにして、端を溶かし固めていきます。

結び目をほどくときや、特定の場所に結び目をつくるときに使用します。

マクラメ編みは基本的に「糸・ひも」さえあれば始められるハンドメイドですが、適切な道具を使うことで作品の完成度を上げたり、表現の幅を広げることができます。

初心者の方は、まずは基本的な道具からそろえ、徐々に自分に合った道具を見つけていくのがおすすめです。